いなほについて

  私たちは社会的弱者と言われる高齢者、障がい者、子ども達が自分らしく生きがいを持って生活できる場(居場所)づくりを応援する活動を行っています

   この活動を継続的に実施するためには、体験学習の「受け入れ先」、参加者が移動するための「車両の確保」、活動をサポートしてくれる「ボランティア」、実施に関わる「資金」の確保が課題になっており、多くの方々からの支援が必要です。

 支援を頂いた皆様にはこのHPを通じて活動の報告をさせていただくほか、年2回発行するニュースレターを送付させていただきます。また、定期的にメールマガジンを配信し最新情報を公開します。また、今後、機会があれば活動に参加していただき、参加者との交流を図っていただければと考えています。

障がいの有無や年齢に関係なく各々が生きがいを持って暮らせる地域を作りたい

 日本は近年、公共施設や住宅等のバリアフリー化が進み障がい者が地域で暮らせるようハード面で様々な発展がみられます。しかし、障がい者や認知症患者への偏見は根強く理解を得られていない現状があります。特に福祉教育をあまり受ける機会のなかった世代にその傾向がみられます。

 平成27年度4月に介護保険制度が見直され、より地域で高齢者等を支えることが求められることになります。こうした中、体が不自由な方や認知症の方、また、その家族に対する理解を地域全体で共有することが大事になってくるのではないでしょうか。

 将来的には家庭環境に恵まれない子ども達とその親をサポートする団体に成長したいと考えています。

また、実現には時間がかかりますが、片親世帯を対象とした延長学童保育、病児保育のサービスを低額で受けられる仕組みを作ることです。片親世帯が安定した収入が得られ、子ども達が描いた目標を実現できるよう取り組んでまいります。

団体理念

❶障がい者、高齢者、子ども達が地域で生きがいを持って生活ができるよう、当事者やその家族を同じ目線で常に活動します。

❷障がい者、高齢者、子ども達当事者、またその家族を支え合える地域づくりを目指して、地域の方々と協力し活動します。

❸常に意見に耳を傾けニーズに則した活動を行います。

❹同じ志を持った関係機関とより良い地域づくりのための力を合わせて取組みます。

理事 代表理事 藤  直也
副代表理事 山田  修
理事 黒澤  健
理事 高橋 理子
内陸避難者の居場所づくり
~内陸避難者の支援~

≪内陸避難者が置かれている現状≫

東日本大震災で被災し、内陸に避難する高齢者の多くは、慣れない土地での生活からくるストレス、健康面の不安等から、自宅に閉じこもりがちになり、地域に馴染むことができず孤立してしまう現状があります。こうした方々を対象としたサロン活動が必要とされていますが、滝沢市では沿岸市町村に比べ支援が少なく思うような活動ができていません。

≪被災者から住民へ≫

こうしたことから、当法人では被災者支援が不十分であった滝沢市で社会福祉協議会と協力し、滝沢市内で月5回のサロン活動のほか、年3回交流会を開催しています。滝沢市在住の内陸避難者が日々生きがいを持って生活していけるよう、当団体、社会福祉協議会、協賛企業が力を合わせて取り組んでいます。

被災者から住民へ意識を変えていくことが求められているこの時期に、地域と交流するきっかけを提供することで「新たな居場所」づくりのお手伝いをしたいと思っています。

こども食堂を通した、こどもや子育て世代の居場所づくり
~社会的孤立を防止しよう~

≪子どもや子育て世代をささえ合える地域づくりを目指そう≫

 昨今、ひとり親世帯の増加、低所得世代の増加、子どもやその親に障害っがあったりなど、各家庭で抱える課題は複雑化しています。

 子育て世代のお父さん、お母さんのなかには相談できる相手がいないななどの理由で課題を自身で抱え込んでしまい育児ノイローゼなってしまうなどの事例も聞かれます。

≪地域で子育てを支えよう≫

 もっとも身近にいる地域のおじさんおばさんの力をお借りし子ども食堂を開催し、みんなが気軽に集えるコミュニティの場を提供しています。

放課後児童クラブを通した、児童の居場所づくり
~安全安心な居場所と多くの学びを提供~

≪児童が安心して過ごせる居場所が足りない≫

 昨今、児童を狙った凶悪事件が全国的に取り上げられています。こうした事件は都市部だけの話ではなく、私たちが生活している盛岡市でもいつ何が起こってもおかしくないのが状況ですが、盛岡市の一部では学童クラブが不足している現状があります。

«保護者が安心できる環境づくり»

 こうしたことから、当法人では「子どもの健全育成」、「保護者の支援」、「第三の居場所づくり」を目的に、盛岡市本宮地区で放課後児童クラブを運営しています。

​ また、子どもの健全育成のためには、保護者の支援が不可欠と考えており、保護者との対話を重視し、常に保護者に寄り添った運営を心がけています